高校で学ぶ「微分・積分」が、実生活で活用されている例として、横断歩道がない場所で道路の向こう側に渡りたいと思った時があげられます。
これから自分が渡ろうとしている距離と足の速さ、そして向こうから走ってくる車の速さと自分までの距離、これをXとYに当てはめて人は微分積分で瞬時に渡れるかどうか判断しているということです。
もちろん頭の中で数式を解いている訳ではありませんし、答えは「渡れる」か「渡れない」というどちらかしかありません。
まぁ、間違えるととんでもないことが発生する訳ですが・・・
スキート射撃の見越しもまさに微分・積分。
一般の猟野で、移動する獲物を撃つ場合にも、この微分・積分を解く能力は重要です。
ライフルの静的射撃は射撃の基本である「狙い」を学ぶ上では極めて重要ですが、この微分・積分は学べません。
クレーの残像を狙い撃つトラップでも無理です。
唯一、スキートだけが、この微分・積分を意識したトレーニングが出来る射撃でしょう。
猟野では一度として同じ条件は存在しません。その度ごとに異なる条件において、見越しの距離を瞬時に判断しなければならない訳で、そのトレーニングはスキートでしか学ぶことが出来ないということです。
スラッグ弾1発160円。射座の使用料等が約4000円。
何発撃つかは、人それぞれでしょうが、スラッグならせいぜい50発くらいでしょうか。
(50発×160円)+4000円=12000円
スキートなら1発30円とクレー1枚40円。
100発撃ったとしても、70円×100枚=7000円。
撃った数だけ上手くなる訳ではありませんが、撃たないよりも撃った方が早く上手くなります。
したがって、スキートで練習する方が合理的ということになります。
トラッパーやライフルマンには、不満もあるでしょうが、これが現実でもあります。
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