連日、オリンピックでの誤審が話題になっています。
体操団体戦での、日本チームの抗議による判定の訂正や柔道での旗判定が覆るなど、信じられないような判定に唖然としている人も多いことかと思います。
なぜ、こんなにも誤審が生じるのでしょうか。
柔道の場合には、これまでの誤審を正すために導入したジュリーによるビデオ判定というシステムが馴染んでいないと表現した方が良いかも知れません。
その結果、主審・副審が下した判定を訂正する場面が増えていているかと思います。
ということで、選手の近くで判定をくだしている主審・副審の判断にミスが多いということを証明しているということでしょう。
種目ごとに判定には、様々な問題があるでしょうが、共通しているのは審判の身体能力が選手と大きく違うところに誤審の原因があるように思います。
射撃における審判も同様のことが言えると思います。
一流の射手がレフリーをするならば、おそらくは大きな間違いは少ないかと思いますが、Bクラスにも届かない射手や年齢の高い射手が審判をした場合には、時として大きなミスがあるように思えます。
オリンピックという世界中の超一流の選手が集う大会では、その選手レベルにあった審判が求められる訳ですが、残念ながらそのような審判は決して多くないということです。
オリンピック選手が4年間という時間をこの大会に費やしているのと同じように判定に対して同様の時間や労力を費やしている審判が少ないということだと思います。
高校野球では、審判に質問あるいは説明を求めることができるのは、プレーの当事者と主将だけです。
監督も部長も審判の判定に不服を申し立てることは出来ません。
これを、けしからんと思っている人も多いと思いますが、その成り立ちを知ってもらえればなぁと思うところです。
長くなるので、そのあたりのことはまた別の機会に書きたいと思いますが、誤審も競技の一部であり、審判は双方にとって公平であればそれで良いと思います。
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