2012年6月4日月曜日

久しぶりの投稿

少々、お休みしていましたが、そろそろ再開しようかと思います。

まずは、レイチェルカールソンって知ってますか。

「沈黙の春」という農薬類の問題を告発した著書を残した方です。
これを読んだケネディ大統領が関心をもち、調査を命じたことから、1963年農薬の環境破壊に関する情報公開を怠った政府の責任が追求されて、DDTが全面的に使用禁止となりました。
これは、環境保護を支持する大きなきっかけとなり、我が国でもDDTは使用されなくなりました。

一方で、「カールソンがDDTの使用を主張しなければ何百万人ものマラリア患者が死なずに済んだ」という批判もあります。

日本の千円札の肖像は、野口英世博士です。
黄熱病や梅毒の研究で功績を残された方ですが、彼ら細菌学者による伝染病治療の研究は、私たち人類を天然痘などから守ってきました。

一方で、天敵のいない人類はすでに地球上に70億を超えるまでに増殖しています。

モスラやゴジラ、宇宙人による侵略などは、ありそうもありませんが、人類の数をコントロールするために細菌などは必要不可欠なもかも知れません。

野口博士は、人類の福祉に貢献したことから、ノーベル賞候補にもなりました。しかし、見方を変えると地球の生態系や環境を大きく狂わせた存在とも考えられます。

結局のところ、何を言いたいかと言えば、物事の見方には逆もあるということです。

まだまだ、こんな事例は身近なところに、たくさんありますね。

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