2013年1月9日水曜日

極端さ

危ないものは持たせなければ良い。

3ない運動は、望ましくない事柄に関連する代表的な行動の3つを否定して「~しない」という行動指針に集約したスローガンを掲げて、対象の事柄を抑止する運動の一般的な呼称です。

例えば、バイクについては「運転させない」「買わせない」「免許を取らせない」というスローガンで高校生がバイクに接する機会を抑止する運動です。

他には、飲酒運転防止のため「飲まない」「乗らない」「飲ませない」などもこの一例でしょう。

日本人の特徴のようにも思うこの極端さは、銃の世界にも当てはまるでしょう。
「撃たせない」「免許を取らせない」「更新させない」とでもすれば、現状の銃規制を表現しているようにも思えます。

安全な使い方を教育するとか訓練するという段階を飛ばして、禁止するという極端さは他にも見ることができます。

小学生の集団登校時の旗振りなどもその例でしょう。

子供たちの安全を守るという視点は分かりますが、道路を横断するために左右を確認し、近づきつつある車の速度と自分の横断する速度を比較し、安全に渡る事ができるかどうかを判断する訓練の場を子供たちから奪っているという見方もできます。

個人の考える力を奪うような極端な規制好きは、日本人というか日本社会の特徴なのでしょうな。

そうそう、「原発0」というのもその例かも知れません。

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